2008年6月29日日曜日

アマゾン人との会話









Q:あなた方の生活を教えてほしい。




A:今日の食べ物を採るのが、今日の仕事。






Q:もし採れなかったら?




A:明日、採りに行く。






Q:それでも採れなかったら?




A:また次の日、採りに行く。






Q:困らないか?




A:困らない。困れば誰かにもらう。






Q: ‥‥。余分に採っておけばいいではないか。




A:我々は余分なことはしない。






Q:明日、飢えることがないではないか。




A:余分に採れば、腐る。






Q:ドライ(乾燥)にすれば腐らない。




A:ドライよりも新鮮なものの方がおいしい。






Q: ‥‥。




A:食事のときに人が来れば、一緒に食べる。






Q:誰でも?




A:誰でも。






Q:足りなくならないか?




A:あるものを分けて食べる。当たり前のことだ。






Q: ‥‥?




A:夜、人が来れば、泊める。






Q:誰でも?




A:誰でも。






Q:場所が足りるか?




A:泊める。泊めないとどうなるかわかるか?






Q:わからない。どうなるのだ。




A:ワニやヘビやピラニアがいる。泊めないとその人は死ぬ。そして私もいつか死ぬ。当たり前のことだ。






Q: ‥‥?




A:我々はポケットにも、家にも、余分なものを持たない。アマゾンの河も森も豊かだ。これは誰のものでもない。あなた方は何を心配しているのだ。私たちは何百年このように生きてきた。あなた方はどのような暮らしをしているのか、教えてほしい。






Q: ‥‥?










便利さは人間の能力をうばう。






2 件のコメント:

  1. お久しぶりです。
    ブログ、閉じられたのかと思っておりました・・・。
    こちらで見つけられて、感激。
    またお邪魔したいです。
    アマゾンの人、シンプルだけれど
    どくどくと脈々と生きてる力が伝わってくる。
    なんだか自分たちの生活が
    間違ってるような気さえしてきますね。
    なにか大きな守ってくれてるもの達に
    あだで返しているような気さえ・・・。

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  2. 深海さん、こんばんは。
    暑い日が続きますね。名古屋はどうですか?
    僕もこの文章には、大きく気づかされるものがありました。

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