2009年1月23日金曜日

所有→利用




年が明けて、何とか自宅の買い手も決まって、あわただしさも一段落しつつある。


1999年に日本経済新聞社から出版された本に、「所有から利用へ—日本経済新世紀」という本があるのだけど、なかなか参考になる経済やライフスタイルの予測が書かれている。




少子高齢化、資産デフレが進行するもとでは住宅を所有する意義も薄れつつある。それぞれのライフスタイルに応じて住宅を借り替えていく方向に変わりつつある。価値観は写真のポジとネガのように逆転さえし始めている。これらは言ってみれば、「所有」することから「利用」することへの流れである。


〜中 略〜


こうして「所有(所有権)」から「利用(使用権)」への変化が進むにつれて、住宅の住み替えに象徴されるように、他の優れた資源やノウハウを借りて「利用」すること、すなわち「レンタル」が21世紀の中心的な思想になっていこう。「所有」に含まれていた無駄な部分が、「レンタル」によって解消されていくことになるのだ。





もちろん、ひとつの予測的意見に過ぎないともとれるけれど、最近脚光をあびているブランドバックを始めとしたレンタル。さらには会社経営においても、資産価値が低下していくデフレの時代には、どれだけ資産を所有しているかではなく、限られた期間に人・モノ・カネをどれだけ有効に「利用」できるかで優劣が決まる傾向がある。

過剰な所有が企業を苦しめていることを考えると、おぼろげながらも新しい時代にどう生きていくかの指針が見えてくるような気がする・・。



2008年12月18日木曜日

掃除に関する洞察




良くも悪くもアメリカの手先的企業の感がある「ダスキン」の創業者も、その精神的スタートラインは西田天香氏の主宰する一燈園(京都・滋賀を中心として家庭や事業所等を訪問して無償で便所の掃除をすることを活動としている)にあったと聞いたことがある。



■一燈園について(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E7%87%88%E5%9C%92



ダスキンはさておき、動の瞑想としての掃除という視点からみると、没頭し忘我することによって意識の新しい領域が現れてくるようになる側面がある。絶えず揺れ動く厄介な人の心を肉体作業に集中させることによって、逆に心の深い領域を開くことができるようになる。


その意味で、各家庭で行われつつある年末の大掃除というものは、大きな意味のあることだと思う。







下で拭いたり掃いたりすることが、どんなに経済の本体に触れるかは、浮き足になって、目先の奪い合いをしなければならぬ追われがちの生活者がわかることではない。


今の時代は根本的から変えねばならぬ時かと思う。

今のまま無事にいけると思うような者は識者の中にはない。


このままではいけないということは知りながら、どうしたらよいかわからぬものが多いのである。


たまにわかっても、やるには一段の勇気を要する。


大建設のためには、前途のある地位ぐらいは捨てて、拭いたり掃いたりすることから始めることが必要です。


��中 略)



自分を真剣に調べてみれば、自分がちゃんと知っているのです。



☆西田天香著「懺悔の生活」P117より






2008年11月15日土曜日

スモール







最小の中に、最大が内包されている。




この宇宙はすべて、フラクタルになっていることが分かってきた。




大きさの時代は終焉し、人々はスモール(シンプル)に価値を見い出すようになった。




小さくてもいいから、丸いものを作れ。




そこから、新しい礎が生まれる。








2008年9月27日土曜日

上等な酒







上等な酒というのは、何百年の歳月を経ようと、どんなに衝撃が加えられようと、コクと香りと味を失ったりはしないという。




何かの拍子に酸っぱい臭いを発する酒は、所詮下等な酒に過ぎない。




人間も同じかもしれない。