サボテンは保護しすぎても、かまいすぎても、それを重く感じます。 自分の感情をぐっと色濃く出すと、サボテンにはそれは害になります。 お互いが並列の立場で、普通に、陽気に力を出し合ってそこに存在するとき、サボテンはもっとも喜んでよく育ちます。 よしもとばなな著 「王国 その2‐痛み、失われたものの影、そして魔法」より