‐備忘録(箇条書きメモ)‐
5/25・札幌パークホテル(札幌市医師会主催)。
齋藤孝講演会「声に出して読みたい日本語」。
- 身体間を繋いでおいて、そこに言葉を乗せるのが基本。
- 頭がいいとは学校の勉強が出来ることではなく、文脈を即座に理解できる力。文脈力。
- 技とは出来ること。
- 感覚を繰り返すと技になる。
- 型は、感覚を研ぎ澄ますためにある。繰り返す。応用がきく。
- 暗唱したものは、自分の一部になる。頭だけで理解したものとは全く違う。
- 「量質転化」ある一定量をこなすと質的変化が起きる。
- 「技になっているか?」ということを問いかけてほしい。
- 何回やっても大丈夫なのが技(自転車など)。
- ヨーロッパでは暗唱できるのが教養。
- 何かを覚えて技化(わざか)すると自分の一部になる。
- 日本語を技化(わざか)する。日本語能力。
- 日本人は、すべて日本語のボキャブラリーで考えている。イタリア語で考えることはできない。
- 漢字が頭に浮かばない人には密度の濃い話は浮かばない。
- もし、100のボキャブラリーしかなかったら単純な思考しかできない。
- ボキャブラリーをたくさん持っていると理解力がつく。体系的構造的に理解できるようになる。
- 理解力が増えると、情緒が安定する。理解力が足りないとイライラする。
- ボキャブラリーが貧弱だと、自分が理解出来る範囲以外のものは排除してしまう。
- 理解力の基本は母国語。
- 世界中の人を結んでいる共通のものは「意味」。英語ではない。
- 小さい頃からレベルの高い言語に触れるのはいいこと。
- 言葉は、引用できて使いこなせることが大事。
- あらゆることは、やってみなけりゃわからない。
- 日本語を耳で聞いて、頭の中に映像を思い浮かべる。
- 言葉というのは、感情や情景やイメージとセット。
- 絵本や読み聞かせというのは、自分の中に映像が生まれる。それが大事。アニメだと、そういう必要がない。
- 詩人というのは発見するもの。これが美しいと。
- 詩人は、ことばを発見する。詩人はイメージで他の人に学習させる。
- 身体と言葉、日本語はセット。
- 言葉をさらに深く身体に刻むには「書く」。
- 歳をとればとるほど、軽くならなければならない。