2007年3月28日水曜日
2007年3月26日月曜日
2007年3月11日日曜日
新影月見伝
たづねゆく道のあるじや夜の杖
つくにぞいらぬ月のいづれば
柳生宗矩著「新影月見伝」より
【訳】
夜道を歩くのに、今までは杖を頼りにして歩いてきた。
杖とは自分の力、つまりは“自力”ということ。
わが心を成さんとする生き方である。
しかし、月が出ればもはやそんなものはいらぬ。
如来の光に摂取されれば杖(自力)などは必要なくなる。
神仏の聖旨(みこころ)によれば自分を頼りにする必要はない。