2008年8月24日日曜日

抜き書き












茂木健一郎 : 僕は、生命の本質というのは無名性にあると思うんです。命を支える働きって、ほとんどは無名でしょう。われわれの内臓、脳もそうですが、意識できることは本当にごく一部で、ほとんどの働きが無意識の中で行われているんですよね。文化財というものの命を伝えていくのが無名の仕事であるのと同じように、本当は命そのものも無名なんです。祖先がいなかったら、われわれは今ここにいないわけですよ。でも僕は、おじいちゃんの顔は覚えているけれども、曾(ひい)おじいちゃんの顔は知りませんからね。




プロフェッショナル仕事の流儀きのうの自分をこえてゆけ(茂木健一郎&NHK「プロフェッショナル」制作班 編)P91より抜粋













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